ゲームアプリで、長いダウンロード時間にイラっとすることありますよね。
アプリ開発者としては、良かれと思って入れた施策が
実はあまりよくなかったなんてことがあるかもしれません。
アプリ内でダウンロードする施策はほどほどに
とくに、アプリがグローバル向けのものだとすると、
回線状況によっては、待ちきれないということがあります。
また、一部のユーザは回線の容量制限を意外に気にしていたりします。
ユーザにインターネット上からダウンロードさせるということは、
意外にストレスだったりするということを
きちーっと認識しないといけませんね。
v2.2
の時点では、
ローディング画面で初回だけですが、
13MBほどダウンロードさせています。
ほとんどはフォントファイルなのですが、
かなり離脱して、その数字
20%
!?!?
にも達するようです。
「全体の数字ちっちゃっ!!」とかいわないで。w
解決策
いくつかの大容量ダウンロード問題の解決策です。
- 圧縮できないか考える
- 小分けにダウンロードさせる
- 設計を見直す
思いつくのはこのくらいですが、
1つずつみてみましょう。
解決策1: 圧縮できないか考える
最初のですが、テキストファイルだとZip
とかGzip
で圧縮できます。
フォントや、画像、音楽などはあまり恩恵を得られないかもしれません。
既に圧縮されているファイルはもちろん効果ないばかりか容量増えることがあるので注意です。
この場合、圧縮を解凍する手間が掛かるのと、
さらに、ユーザに対して、
「ダウンロードは終わったよ。今、インストール中だよ。」
「Zipを解答中だよ。」
などの表示をしているアプリもあります。
ダウンロードさせたり負荷を掛けるということは、
ユーザに対してきちーっとした説明が
必要ということかもしれません。
解決策2: 小分けにダウンロードさせる
ゲームアプリなどによっては、
必要に応じて小分けにダウンロードさせるような仕組みも取り入れていたり、
ここらへんは本当に工夫のしがいがあるということですね。
シミュレーションゲームとか RPG とかは、
シナリオが始まる前に必要な物だけをダウンロードさせたりしますね。
かなり頻繁にダウンロードさせているものもありますが、
メモリやディスクの容量を一定量を超えない工夫をしているわけですね。
解決策3: 設計を見直す
Jumper のとった策は、3つめです。
「設計を見直す」を選択。
フォントはシステムフォントという
端末に入っているフォントを使うことにしました。
スマホを買ったときから入っているフォントなので、
ダウンロードさせる必要がありません。
また、各国の文字もきちーっと表示されるので、
なんだかんだで独自フォント使うのより使い勝手が良いです。
ちなみに、Jumper の iOS は、
Helvetica-Bold
を使っていて、Android は、
DroidSans.ttf
をつかっています。
かわいいフォントは、国際化のためにはあきらめました。
容量の割にはフォントのメリットは小さいと判断しました。
グラフィックデザイナーさんごめん。ということで。
そして、この施策、すでに実装済みです。
v2.3
では、解決して、
ダウンロード時間を大分短縮しました。
申請したので今週中にリリースできるかも!?
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