プロジェクト計画
お客様からの問い合わせをいただいた後ミーティングを実施します。
ミーティングの中で与件のヒアリングを行い、プロジェクト全体の計画を立てます。
その間、契約の締結を行いスムーズに要件定義に入っていきます。
秘密保持契約(NDA)の締結
初回お取引の際は、お客様の情報や個人情報をお守りするためにNDAの締結をいたします。
与件のヒアリング
お問い合わせをいただいた後に、主に下記内容を当社からヒアリングいたします。
- お客様の事業・業務の概要
- アプリに対するご要望
- ご要望に至った背景・課題・目的
- ターゲットユーザ・ペルソナ
- 既存のシステム、引き継ぎデータなどの受け渡し
- 信頼性、性能、セキュリティなどのサービスレベル
- 品質、費用、納期の目標値と優先順位
- 全体的なスケジュール
- アプリの運用に使用できる予算感
- 保守・運用体制
要件定義の見積り作成
ヒアリングを行った内容から、まずは要件定義費のお見積り書を作成いたします。
※アプリ実装の概算費用の算出も可能ですが、正式な費用は「03.仕様書作成」完了後の算出となります。
契約の締結
要件定義の着手前に各種契約書類を準備し、契約を締結いたします。
契約の締結後にプロジェクトのキックオフミーティングを実施いたします。
お客様への提出物
- 要件定義費の見積書
- アプリ実装の概算見積書(必要な場合)
- 基本契約書(初回のお取引の場合)
- 要件定義の個別契約書
要件定義
要件定義とは、アプリの開発を始める前の段階で、必要な機能や要求をわかりやすくまとめていく作業のことです。
「03.方式設計」の工程を含めて複数回のミーティングを行うと同時に、スムーズに仕様書の作成に入っていきます。
要件定義書作成
プロジェクトの体制や運用フローなどアプリに対して必要な要件を洗い出し、プロジェクト全体の基礎となる「要件定義書」を作成していきます。
お客様への提出物
- 要件定義書
- その他要件定義に関する補足資料
方式設計
アプリの機能、UI実装、バックエンドの実装、インフラの準備について洗い出しを行い、各仕様書に起こしていきます。
画面仕様
アプリの画面数及び遷移時の動作、各画面ごとの機能を定義し、UIデザインとアプリ実装の基礎となる「画面仕様書」を作成いたします。
ワイヤーフレーム/
プロトタイプ作成
デザイン作成前の設計図あたる「ワイヤーフレーム」を作成し、画面のイメージをご確認いただきます。
また、プロジェクトや要件によっては、画面遷移や簡易的な動作を反映した「プロトタイプ」も作成いたします。
データ形式はAdobe XDのデザインスペック機能を利用します。
契約の締結
画面設計書とワイヤーフレーム/プロトタイプの検収を頂いた後、デザイン及びアプリ実装の正式お見積りをご提示します。
お見積り金額を承認頂いた後、システム実装の個別契約を締結いたします。
お客様への提出物
- 画面設計書
- ワイヤーフレーム
- プロトタイプ(作成が要件に含まれる場合)
- その他画面設計に関する補足資料
- デザイン費の見積書(デザインが要件に含まれる場合)
- デザイン作成の個別契約書(デザインが要件に含まれる場合)
- システム実装の見積書
- システム実装の個別契約書
デザイン作成
03.方式設計で固めた画面設計を元に、デザイナーが機能や操作性を考慮しながらデザインの作成を行います。
また、お客様及びプロジェクトで協業する他社様がデザイン作成を行い、当社にデータをご支給いただく進め方も可能です。
デザイン作成
アプリ全体のデザインコンセプトやトーンを作成→確定後、ワイヤーフレーム/プロトタイプを元に、UIやビジュアルのデザイン作成を行います。
データ形式はAdobe XDになり、デザインスペックにてご確認いただきます。
デザイン実装チェック
作成したデータをエンジニアがチェックを行い、機能や実装に対して不具合が生じる箇所や要素の反映漏れが無いかをチェックいたします。
お客様または他社様が作成されたデザインの場合は、データを当社にお送りいただきチェックを行った上で、不備が存在する際はデザインの修正を指示いたします。(デザイン作成前に画面設計書を共有いたします)
お客様への提出物
- デザインデータ
- デザイン修正指示書(お客様または他社様がデザイン修正を行う場合)
システム実装
エンジニアがサーバ等のインフラを調達、さらにソフトウェア実装を行い、実際にアプリが動作する状態に作り上げる工程となります。
インフラ調達
ドメイン・SSL・サーバ・データベース等アプリの動作に必要な物の準備を行い、各環境(開発、テスト、本番)を構築いたします。
※ドメイン・SSL・サーバは、基本的にお客様にてご契約いただきます。
システム方式設計
要件定義で洗い出した仕様をアプリに実装できる状態とするために、ソフトウェア、サーバ環境、API・外部システム連携、データベース等の設計を行います。
アプリフロントエンド実装
GoogleのフレームワークFlutterを使い、アプリのUIを実装いたします。
必要に応じて、フレームワークを使わずアプリの開発言語(Swift,Kotlin)で実装する場合もございます。
バックエンドシステム実装
UIの裏側で処理を行うプログラムの実装や、データベースの構築、APIの連携等アプリの根幹となるシステムを実装いたします。
システム結合
フロントエンド、バックエンド、データベース等の繋ぎ込みを行います。
また、既存アプリのデータベースが存在する場合は、データの移行も行います。
お客様への提出物
- 方式設計書(納品物に含まれる場合)
- Firebase App Distributionによるテストアプリ
テスト・リリース
システム実装後は動作テストを行い、アプリのリリースを行います。 当社にてテストを実施し、スケジュールに沿ったタイミングで、お客様にテスト環境にてご確認を行っていただきます。
システム適格性確認テスト
当社にてテスト項目を列挙したドキュメント「システム適格性確認テスト仕様書」を作成。全項目のテストを実施いたします。
ユーザーが通常取るべき動作テスト(正常系テスト)と合わせ、想定外の動作を行った際のテスト(異常系テスト、モンキーテスト)も漏れなく行います。
お客様による動作テスト
当社のテストが完了後、デモ用のアプリを端末にインストールを行った上で、お客様にてアプリの動作テストを実施していただきます。テスト用アプリのインストールには、「Firebase App Distribution」というツールを使用いたします。
修正対応
お客様による動作テストで報告いただいた不具合に対し、随時修正対応を行っていきます。
不具合の報告は、プロジェクト管理ツール「Backlog」または、Google スプレッドシートの弊社フォーマットにて上げていただきます。
リリース準備
修正対応の目処が付き次第、リリースの準備を行います。
リリース前後に実施する対応一覧表「リリース手順書」を作成し、お客様と認識合わせを行います。
リリース
お客様によるリリースの最終判定をいただいた後、App Store・Google Play ストアへのアプリ審査申請を実施いたします。また、申請のサポートも弊社で行います。
※申請は当社にて行うか、お客様にて行うかは要件定義にて事前確定しておきます。
※Apple , Googleのアプリ審査には通常数日〜1週間程度必要なため、それを加味したスケジュールといたします。
※申請が却下された場合は、状況に応じて対応が必要なため、スケジュールが延期になる可能性がございます。
お客様への提出物
- システム適格性確認テスト仕様書
- リリース手順書
- アプリのソースコード・関連ファイル一色(納品物に含まれる場合)
- Test FlightへのiOSアプリのアップロード
- Android App Bundleファイル
納品後
残った不具合の対応や、納品物の整理・ご提出を行います。 また引き続き弊社での保守・運用対応をおすすめしております。 保守・運用の詳細はこちらをご覧ください。