Tensorflow(Python 3.5) を Mac OS X にインストールしてみた

by ysawa

Caffe, Chainer, Theano, Torch7 など Python 界隈には実にたくさんの、深層学習フレームワークが存在します。

その中でも、特に Google の Tensorflow をインストールしてみようと思います。

Python 3.5 をインストール

Python 新参者なので、2系の話はいいでしょ。ということで、最新の3.5系をインストールしてみます。

Homebrew なに?って方は、 http://brew.sh/index_ja.html からインストールしておいてください。

まずは、pyenv からインストール。
これで、Python 3系をデフォルトで扱うことができるようになります。

brew install pyenv

終わったら、

if which pyenv > /dev/null; then eval "$(pyenv init -)"; fi

を ~/.profile に追記してください。

次に、必要なライブラリをインストール

xcode-select --install

いよいよ、Python 3.5 のインストールです。

pyenv install --list | grep " 3.5"

このコマンドで、最新のバージョンを探してください。
そして、見つけた最新バージョンをインストール。

pyenv install {バージョン}
pyenv global {バージョン}

これで、Python 3.5系が使えるようになりました。

Virtualenv をインストール

Virtualenv のインストールは簡単。

pip install virtualenv

でインストールできます。たったのこれだけ。

Tensorflow をインストール

インストールですが、pipから直接インストールすることができません。

Google の#virtualenv-installationから、

# Mac OS X, CPU only, Python 3.4 or 3.5:

と書いてある下の行をコピーして、コンソールで実行します。

そして、できたら、

pip3 install --upgrade $TF_BINARY_URL

を実行しましょう。これでインストールは完了です。

テストしてみよう

インストールが終わったら、Python 上で実際に、動かしてみましょう。

Test the TensorFlow installation
に書かれているコードを実際に打ってみましょう。

python
>>> import tensorflow as tf
>>> hello = tf.constant('Hello, TensorFlow!')
>>> sess = tf.Session()
>>> print(sess.run(hello))
b'Hello, TensorFlow!'
>>> a = tf.constant(10)
>>> b = tf.constant(32)
>>> print(sess.run(a + b))
42

ちゃんと計算ができていることが確認できたかと思います。

今回はここまで。

実際に Tensorflow を動かしてみる記事も書いてみようと思います。
乞うご期待!

この記事を読んだあとに

ysawa

エヌ次元株式会社代表取締役
東京工業大学工学部計算工学専攻卒業
符号理論の応用に関する研究
在学中よりフリーランスエンジニアとして活動
「持続可能な設計」を得意領域とする
会社設立後も設計からアプリ制作や
Webサイトのコーディングまでを幅広く担当
セキュリティスペシャリスト

 このブログについて

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ちょっと異端的なものも含まれているかもしれません。