「保存していないときの警告ダイアログ」を出していなかったことに気がつきました。
それで、今回、きちーっと入れることになりました。
n次元の悲しい現状
会社経営するリリースは常に限られています。
デザインや音楽は、ほぼ 100% 外注できているので問題ないのですが、
システム開発は今のところ一人でやっているので、
リソースの割き方には気をつかっています。
n次元は、常に枯渇状態。
飢餓状態。
どうやって、頭と身体を効率的に使うのかを
常に考えさせられます。
今回の施策も必要に迫られてのことです。
さて、
今回のJumperグロースハックですが、
「保存していないときの警告ダイアログ」です。
今までは、
ここ (ステージ作成画面) から、
ここ (ステージ詳細画面) に、簡単に戻れてしまいました。
セーブせずに!!!
初診クリエイターだけでなく、常連クリエイターは、
本当に怒り狂っていたに違いません。
どのくらい怒り狂っていたか
今回、グロースハックといっても、
もともと、「セーブせずに戻っているか」がわかるような
データは無いので、正直「どのくらい怒り狂っていたか」は正確にはわかりません。
成長度合いがわからないのは、本当は、
グロースハックではないので、
計測することから始めないとだめですね。
ただ、現状、ステージ作成数が異常に低いことはわかっています。
mysql> SELECT COUNT(*) FROM stages WHERE is_published = 1 AND created_at >= DATE_SUB(NOW(), INTERVAL 1 MONTH); +----------+ | count(*) | +----------+ | 26 | +----------+ 1 row in set (0.04 sec)
26
って1日に1つ公開されていないということです。
過去に一ヶ月間に65
というときがあったので、
ユーザ数増えているのにもかかわらず、
これではまずい。
ユーザ数が増えているのに、ステージがなかなか上がってこない原因は、
いくつかあったのですが、対リソースで最も改善に効果が出そうだと判断しました。
今回の施策
どんどん行きます。
ここ (ステージ作成画面) から、
戻ろうとすると、
でた!! 「保存していないときの警告ダイアログ」
そして、ちゃんと保存してから、
戻ると、
いける。
ステージ詳細画面に戻ってこられる。
これだけの単純な施策ですが、
じわりじわり効果が出てくると思います。
結構、戻るボタンが目立つ位置にあるので、
間違って押してしまってもなんとか戻れるようにしました。
グロースハック時に必ずやること
よく、グロースハック、グロースハックって言いますけど、
ちゃんと PDCA を回していかなくてはいけません。
施策としておこなったグロースハックが間違っている場合があります。
よかれと思ってやったことが、
実は、ユーザと反対側を向いていたということがあります。
何もしていなければ、それすら気づかずに、
傷をふさぐつもりが傷を大きくしてしまうかもしれません。
そんな時のための、イベント計測です。
Google Analytics のイベント計測は、こまめに挟んでいきましょう。
今回挟んだイベント計測
今回、入れ込んだイベント計測は、3つです。
まず、"confirm_exiting_without_saving"
。
警告を出した回数を計測することができます。
セーブせずに戻ってしまったユーザがどれくらいいるかがわかります。
次に、"confirm_ok_exiting_without_saving"
それでも、俺は戻るぜという頑固なユーザの数を知ることができます。
間違って押した感も否めないですが。
最後に、"confirm_cancel_exiting_without_saving"
やっぱり、戻って保存しようという人の数を計測できます。
これが多く計測できれば成功といえます。
イベント計測に使用する名前は、
基本的にわかりやすいものがよいです。
ぱっと見で意味のわかるものにしておくと、
後から、「なんだっけ」となりにくいです。
結果はまた後日
このリリースは、バージョン、2.2
で取り込まれるか予定です。
その後計測結果を報告致します。
少々お待ち下さい。
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