代表挨拶
Greetings
次の世界へ
次の次元へ

エヌ次元は、皆さまのおかげで2021年1月で7周年を迎えました。7年の年月の中で多くの知識や経験を身につけさせていただきました。 その中にはすぐ古くなってしまうものもありましたが、長く応用可能なものも多くありました。

その中で得られたエッセンスをギュッと凝縮し、僭越ながらこの場を借りて発表させていただきます。

社員中心で動く弊社ですが、いざとなれば自ら現場に出ることもあります。 私は、経営者としての業務の傍ら、現場に出て全体の空気感を掴みながらプロジェクト管理から設計、実装までのチェックを欠かさないようにしております。

現場に目を行き届かせ、そして、その解像度をなるべく落とさないことが大事だと感じております。 プロジェクト管理とは、構成メンバー・納期・課題数・会議の回数・空気感・言動・プロジェクト進行具合・お戻し・コミット数など、 非常に高次元のパラメータで構成された最適化問題と考えます。 おそらく現代の人工知能を持ってしても最適解は得られないと思います。

私たち人間にできるのは、この最適化問題を無理に解こうとするのではなく細かく確認し、現状把握の精度を高めていくことです。 ルール作りも大事ですが、それよりもコミュニケーションを密に取り、微細な黄色信号をいち早くキャッチし、 青信号に戻していくことが大事という理解を得ました。

エンジニアは、法規・倫理観・情勢に合わせプロダクトを設計できなければいけません。 これができないエンジニアはマッドサイエンティストとなってしまう可能性が高いです。

お客様のご要望に対して弊社で要件定義をすることで、より世の中に受け入れられ世界に広がるシステムを提案させていただきます。 ここに「もの申す技術屋」としての力を発揮する機会があると考えています。

私たちは最新技術を追い求めることに余念がないですが、それだけでは足りません。システムは、その時点で最新であることよりも、より新しく・健全な状態に保つことが重要です。

最新技術は時代とともに古いものとなります。次の時代にも保守や運用ができるのかがポイントですが、残念ながら担当エンジニアが不在になり古くなってしまったシステムが世の中に五万と存在します。

使用言語やフレームワーク、アーキテクチャの安定性や人材市場における人気度の高さは長くシステムの運用を続ける上で重要です。作って終わりではなくずっと使い続けられるシステムを設計・構築して参ります。

長くなりましたが、知識や教訓をアップデートし続けるエヌ次元でありたい。 その様な気持ちで私自身・社員一同で精進して参ります。

代表取締役

澤 良弘のポラロイド写真

略歴

澤 良弘(Yoshihiro Sawa)
愛知県名古屋市生まれ。東京工業大学情報工学科卒業。 研究室配属では高速シリアル通信におけるパリティチェック符号の設計の研究を行う。 在学中から個人事業主プログラマとして活動。その後、人材系ベンチャーに就職。一人でシステムの設計から実装までを担当。 退職後、個人事業主プログラマとして再度活動。2014年1月エヌ次元株式会社を設立、代表取締役に就任。
符号の設計からWebサイトやモバイル開発まで幅広くIT受託事業を担当。